失敗を恐れて進む

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とある塾の広告で「失敗を恐れず続けていくうちに、自分の中に良い変化が起こったという経験について、具体例をあげて自由に作文しなさい」という質問がありました。

私自身は結構臆病な人間で、何かをやる時は「うまくいかなかったらどうしよう」と色々考えてしまいます。あまり考えてもしょうがない、やってみればなんとかなる、と思いたいのですが、生まれもった性格というのはなかなか変えがたく、結局落ち着かないまま本番をむかえ、うまくいったらホッと安心し、うまくいかなかったらガッカリしてアーしておけばよかったなどと後悔します。こういう性格なので「失敗を恐れず続けていくことで良いことが起こる」と言われても、いやちょっと無理です、としか答えようがありません。

とはいえ、失敗を恐れることも良い効果はあると思います。

まず、どこで失敗するかを考えると自分の考えていることの落とし穴が見つかります。自分の考えは自分が一番理解できているかというとそうでもありません。失敗する場所を探すときは自然と他人の目で自分を見直すことになり、「自分の目」で見ていたときには見落としていた箇所を見つけることができたりします。

次に、失敗を恐れるとその穴を埋める努力をするようになります。もし埋められない場合でも、ここは突っ込まれそうだな、と心の準備ができるようになります。もっとも大きな恐怖は何が起こるかわからない恐怖です。何が起こりそうかわかっている場合は、恐怖は嫌なことに変わります。嫌なことはまだ我慢できますが、何が起こるかわからない恐怖は本当に怖いです。

最後に、十分に失敗を恐れて準備しておくと、いい加減もういいやと思えてきます。結果として「失敗を恐れず進む」ことは無理ですが、「失敗を恐れて準備するのに疲れたので、もういいです、行きます」というぐらいの気持ちにはなれます。なんとも消極的で格好はよくないですが、だいたい大事なのは「失敗を恐れず」の部分ではなく「進む」の部分だと思うので、結果オーライでよしと思っています。

以前の会社で始めて大勢の前でプレゼンしたときに、ある人から「車のライトに照らされた子鹿のようにビクビクしていた」と評されました。時間も経ち大勢の前で話す機会も増えましたが、今でも本質的は変わっていないと思います。それでも(あきらめて)進むことができるようになりました。「失敗を恐れず」やろうとしたら、こういう境地に達することができたかは疑問です。失敗を恐れずと言われてゲンナリしている人は、失敗を恐れてトボトボ前に進みましょう。

 

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