学士と修士と博士の違いってなんだろうと考えてみました。
学士
論文を自力で読みとくことができて追試ができる。最先端を追いかける必要はないが近年の代表的な研究はおさえている。
修士
小さくていいので未解決の問題に論理的にアプローチして、仮説を立てそれを検証するための実験や観察を自力で実行できる。
博士
その業界で共通の問題として認識されている課題に独創的なアプローチで挑戦する。たとえその課題が解けなくてもアプローチ自身は他に転用される可能性を秘めている。
世の中時間がかかるものは時間がかかります。焦って無理に次の段階へ進めば後でツケが回ってきます。そういうものだと諦めて地道に進むのが一番だと思います。
おまけ:博士号
研究業界における免許。免許皆伝の意味ではなくて自動車免許や医師免許と同じライセンスという意味で。なくても研究はできるけど、じゃあなんで持ってないのと怪訝に思われる。私が博士号取ろうと思ったきっかけは、国際学会で “The next speaker is Dr. Kazawa.” と紹介されるたびに恥ずかしい思いをしたから。(企業から発表する人で博士持ってない人はまずいない。)あれは嫌だったなぁ。